会計検査院は、総額約540億円の“税金の無駄遣い”などを指摘した2024年度の決算検査報告を高市首相に提出しました。
報告書では、税金の無駄遣いなどが指摘された省庁や政府出資法人の事業は319件で、金額は約540億円にのぼります。
このうち、法令違反や不適切な予算執行と認定された「不当事項」は271件で、金額は86億円を超えました。
省庁では、経産省が220億5500万円と最も多く、東日本大震災で被災した中小企業向けの資金支援のために中小企業庁が全国信用保証協会連合会に交付した補助金について、約203億円が有効に活用されていないと指摘しています。