全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は築150年の古民家を舞台にした、体にも環境にも優しいカフェを取材しました。
【氏田陽菜アナウンサー】
「静かな住宅街に佇む木造の古民家。“ベーカリー”と書いてあります。さっそく行ってみます」
長岡市の古民家カフェ『WILLOWHOUSE(ウィロウハウス)』。店に入ると、ずらりと並んだパンが迎えてくれます。
150年以上の歴史がある建物をリノベーションしていて、空襲による戦火を免れた梁などがそのまま残されています。
そんな由緒ある古民家で楽しめるのが、天然酵母を活用した〈オムレツとパン1800円〉です。
【WILLOWHOUSE 谷陽平 店長】
「イースト菌を使わずに、その季節の果物や花で酵母をおこし、膨らませてパンにしている」
酵母にこだわるほか、薪窯を使うことで電気やガスの窯とは一味違う味わいに焼きあがると言います。そんなこだわりが詰まったパンの味は?
【氏田陽菜アナウンサー】
「外側はパリッとしていますが、中はしっとりしていて、ほのかに塩味を感じます」
一方、オムレツの味付けは味噌とチーズ。味噌には刻んだショウガとナスが入っています。
【氏田陽菜アナウンサー】
「中の部分がふわとろで、味噌のまろやかなコクを感じます」
また、カフェでは環境に優しい取り組みにも力を入れています。
【WILLOWHOUSE 谷陽平 店長】
「プラスチックやビニールのゴミを出さないように、お店でパンを持ち帰るときは紙袋や新聞紙を使う。店の中で出る野菜のくずや生ゴミはコンポストに入れて、肥料として使っている」
店の庭には…
【SUZUGROUP 高橋直樹ジェネラルマネージャー】
「自家製でハーブを植えて育てている」
余った野菜などから生まれ変わった堆肥を使って育てたハーブは、サラダやドリンクとして再び客のもとに届きます。
【WILLOWHOUSE 谷陽平 店長】
「健康のことを考えている人も多いのと、『優しい味だね』と言ってくれる人も多い。求めていただいている部分に応えられるようやっている」
歴史が詰まった古民家カフェには、人と地球を思う優しさがあふれていました。