22日に会期末を迎える国会では、野党7党が提出したガソリン減税法案が衆議院で可決されました。
フジテレビ政治部・大家璃子記者が国会記者会館からお伝えします。
国会最終盤でのガソリン減税法案をめぐる攻防。
与党が過半数割れしている衆議院で野党が攻勢を強め、野党の賛成多数で法案を可決しました。
自民党・小寺裕雄衆院議員:
(ガソリン税の暫定税率廃止で)都道府県と市町村の減収が約300億円も生じますが、代替財源は政府に、ま・る・な・げ。まさしく究極のポピュリズムの法案であります。
立憲民主党・長谷川嘉一衆院議員:
(自民・公明両党が)本当にガソリン暫定税率を廃止つもりなら、ぜひ賛成いただきたい。
野党7党が提出したガソリン税の暫定税率を7月に廃止する法案は、野党は、自民党所属の財務金融委員長を解任決議案によって解任して、委員会と本会議で採決が行われ、可決されました。
実際の会期末は22日です。
21日の土曜日も参議院で法案の審議が行われる予定ですが、与党が過半数を占める参議院では可決されず、廃案となる可能性が高まっています。
──国会が閉会すると、いよいよ参議院選挙だが?
今の国会での内閣不信任案の提出を見送った立憲民主党の野田代表が、党の会合で「物価高の問題を放置している政権に参議院選挙で厳しい審判を」と強調するなど、国会閉会後は、7月20日とみられる参議院選挙の投開票に向け、与野党の攻防が激化します。