6月県議会で代表質問が行われました。東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働是非の判断をめぐり、花角知事が繰り返す“信を問う”方法や時期について質問が相次ぎましたが、花角知事から具体的な言及はありませんでした。

6月18日の県議会代表質問。

相次いだのは、柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐる判断について。花角知事は6月に開始する公聴会などを通し、県民の意志を見極めるとしていますが…

【未来にいがた 樋口秀敏 県議】
「県民の意思の見極めは秋口ごろに行われるのではないかと考えられるが、リーダーとして判断し、結論を出す時期はいつごろと考えているか」

【リベラル新潟 小泉勝 県議】
「選挙で信を問う場合、それが任期満了によるものなのか、あるいは出直し選挙なのかについても明らかにすべきであり、選挙で県民の信を問うと明言すべき」

これに対し、花角知事は「現段階で決めているものはなく、いずれ適切に判断する」としてこの日も明言を避けました。

【花角知事】
「現在、県民の多様な意見の把握に努めているところであり、結論を申し上げられる段階ではない。いずれ結論について県民の意思を確認したのち、国からの理解要請へ回答することになると思う」

また、複合災害時に円滑な避難ができるのか不安の声があがっているという指摘に対しては「県民の理解が得られるよう、国に対し、引き続きの説明と避難の実効性向上に向けた取り組みを求めていく」と話しました。

NST新潟総合テレビ
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