6月秋田県議会が19日閉会し、マーケティング戦略室の設置事業費やコメの価格高騰に伴う支援策などを盛り込んだ補正予算案が可決されました。鈴木知事は、就任後初めての予算が成立し、安堵(あんど)の表情を浮かべました。

6月県議会は19日、最終日を迎え、本会議で補正予算案などが採決されました。

予算案は4月の知事選のため骨格編成となっていた当初予算の肉付けで、追加提案分を含めて一般会計の総額で219億5000万円余りです。

マーケティング戦略室の設置事業費のほか、コメの価格高騰に伴う酒造業への支援事業などを盛り込んだ補正予算案は、採決の結果、すべて原案通り可決されました。

鈴木知事は閉会後、報道機関の取材に応じ、就任後初めて編成に臨んだ予算について「まずはほっとしたというところ。結果的にすべての議案について可決されて、ひと安心と思った」と安堵の表情を浮かべました。

予算成立により、マーケティング戦略室の設置や運営指針となる新たな総合計画の策定など鈴木県政が本格的に動き出します。

鈴木知事は「今年度の私たちの仕事はものすごく大事だと思う。ここの9カ月でこの先の動き方が決まってくるので、全く時間の猶予もなく、最初からエンジン全開でいこうと思っている」と意気込みました。

マーケティング戦略室は7月1日に業務を開始する予定です。

秋田テレビ
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