安倍晋三元首相を銃撃し殺害した罪などに問われている山上徹也被告の初公判が、10月28日に開かれることが決まりました。
山上徹也被告(44)は手製の銃を発射し、奈良市で演説中の安倍晋三・元首相を殺害した罪などに問われています。
裁判を前に、証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」がおととし以降、これまでに7回開かれ協議が続けられていましたが、奈良地方裁判所は初公判を10月28日に開くと明らかにしました。
■山上被告の弁護側は「殺意」認める方針
関係者によると、弁護側は殺意について認める方針だということです。
また山上被告は旧・統一教会に恨みを抱き、「安倍元首相とつながりがあると思い犯行に及んだ」などと供述していて、家庭崩壊などの背景が量刑に影響するのかどうかが争点の1つになるとみられます。