江藤大臣の更迭と後任人事の背景や石破政権への影響について、最新情報を国会記者会館からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
野党に追い込まれた更迭劇の政権運営へのダメージは甚大で、石破首相は世論の人気が高い小泉氏の起用で体制の立て直しを図りたい考えです。
更迭の背景について、官邸関係者は「総理は一度続投を決めた手前、かなり迷っていた」と話していて、官邸幹部は「早期に辞めさせるべきだった」と後悔を口にしています。
自民党内からも「判断ができずにブレた。おととい辞めさせていれば100倍良かった」と、混乱を招いた対応の遅さに批判が集まっています。
小泉氏の起用については、与党内から「コメ対策がうまくいけば参院選の顔になる」「小泉氏が結果を残せるかにかかっている」と、コメの価格安定と選挙の顔としての役割に期待が上がる一方、閣内からは「コメは簡単に答えが出るものでもない」と慎重な見方も出ています。
一方、野党からは厳しい批判が相次いでいます。
立憲民主党・野田代表:
やっぱり常に一手遅いんですよ。判断の遅れがずっと続いているように思いますね。
国民民主党・玉木代表:
(小泉氏は)コメの供給不足の遠因を作った当事者。結果を出すしかないんじゃないでしょうか。小泉新大臣の手腕が問われますね。
小泉氏の起用に期待と不安が入り混じる中、石破首相の厳しい政権運営は続きそうです。