元大阪地検の検事正が準強制性交の罪に問われている事件をめぐり、被害を訴えている女性検事が日本外国特派員協会で記者会見し、事件について元検事正から手紙で口止めするよう求められたとして元検事正から送られたとする手紙を公開しました。

この事件は2018年9月、大阪地検の女性検事が上司だった元大阪地検の検事正、北川健太郎被告から性的暴行を受けたと訴えているものです。

21日、記者会見した女性検事は事件発生の翌年にあたる2019年10月28日と記された北川健太郎被告から送られてきたとする手紙を公開しました。

手紙には「事件が公になった場合、私は絶対に生きてゆくことはできず自死するほかないと考えている」と書かれています。

そのうえで、「私のためというよりもあなたも属する大阪地検のためということでお願いします」などと綴られ女性検事は事件について口外しないよう検事正から求められたとしています。

また、女性検事は会見の中で、「検察組織には自浄作用がない」と訴え、第三者委員会の設置を求めました。

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