ウクライナ情勢を巡るアメリカとロシアの首脳会談で即時停戦が見送られる中、アメリカのトランプ大統領は20日、「ロシアの行動を見極める」として、制裁に消極的な姿勢を示しました。
トランプ大統領:
(Q.ゼレンスキー大統領がロシアに追加制裁を望んでいると発言したが、検討している?)それは私の判断で、他人が判断するものではない。ロシアの行動を見極め、何が起こるかを見極める。
ロシアへの追加制裁の可能性についてトランプ氏は、ロシアの対応を見守る意向を繰り返し強調しました。
トランプ氏は、19日にプーチン大統領と電話会談する前は、追加制裁に言及していましたが、会談後には交渉の仲介役をやめる可能性も示唆するなど、消極的な姿勢への転換が目立っています。
EU=ヨーロッパ連合とイギリスが、追加制裁を発表する中、アメリカとヨーロッパの対応の違いも表面化しています。