三重県は南海トラフ巨大地震への対策強化に向け推進本部を設置し、2025年5月20日、初めての会合を開きました。
国は2025年3月、南海トラフ巨大地震で三重県内での死者が2万9000人にのぼるとの想定を発表しています。
三重県庁では5月20日、一見勝之知事も出席し、南海トラフ地震対策強化推進本部の初めての会合が開かれました。
三重県は、南海トラフ巨大地震に特化した被害想定の見直しを独自に進めると共に、新たな防災計画の策定を目指していて、今後、推進本部で検討を進めることにしています。
20日の会合では、県独自の被害想定で孤立地域や災害関連死などの発生件数を予測することとし、職員の派遣体制や仮設トイレの供給など、今後の対応策が80項目方向性として示されました。
南海トラフ巨大地震の三重県独自の被害想定は2025年度中にまとめられ、2026年度までに防災計画の策定を終える予定です。