九州南部などが梅雨入りし雨の季節が始まる中、これから心配されるのが豪雨災害です。緊急時の車の避難に役立ててもらおうと、静岡県静岡市と商業施設のマークイズ静岡が協定を結びました。
2024年8月の台風で静岡市では道路が78カ所で冠水し、多くの車両が水に浸かりました。
こうした被害を防ぐため、行政と民間事業者の連携が進んでいます。
5月20日に静岡市と新たに協定を結んだのは葵区にある大型商業施設です。
鈴木衣緒里 記者:
こちらはマークイズ静岡立体駐車場6階です。こちらの駐車場は水害が起こった際、車両の避難場所として利用することができます
水害が発生した場合や発生が予想される場合、立体駐車場の一部200台分が開放され、無料で車を止めることができます。
マークイズ静岡は災害時の備蓄品置き場でも市に協力していて、協定の締結式で事業者が「地域に幅広く貢献したい」と話すと、難波喬司 市長は感謝の思いを伝えていました。
静岡市はこれまでにパチンコ店などとも水害時の避難で協定を結んでいて、これで協力駐車場は10施設・2371台分になったということです。