福島県富岡町で地元の小学生がアユの稚魚を放流した。
富岡町の中心部を流れる富岡川。漁業関係者や地元の小学生など40人ほどが集まり、約7500匹のアユの稚魚を放流した。
参加した小学生は「（川の水）涼しいと感じました」「可愛いなと思ったし、元気に育って欲しいです」と話す。
震災前は、多い時で一日200人ほどが訪れるアユ釣りのスポットだったが、原発事故による出荷制限が現在も続いている。
富岡川漁業協同組合の猪狩弘道組合長は「子ども達が川遊びという事で、昔の風景に戻ったのかなと思っております」と話す。
出荷制限の解除を見据えて、アユは6月以降にサンプル調査が行われる予定だ。
