「戦後80年」。長野市に残る旧海軍の地下壕について、5月19日、住民グループが荻原市長の視察や保全活動への支援を求めました。

19日、長野市に要請したのは住民などで作る「昭和の安茂里を語り継ぐ会」です。

地下壕への市長の視察と、保全活動への助成を求める491人分の署名を提出しました。

長野市安茂里小市には終戦の直前に旧海軍が掘った長さ100メートル程の地下壕が残っています。

いわゆる「松代大本営」など、善光寺平一帯で進められた「本土決戦」準備の一つだったとみられています。

「昭和の安茂里を語り継ぐ会」では「大本営海軍部壕」と名付けて、調査・研究や若い世代に向けた見学会、資料館の開設などをしてきました。

将来に向け保存・活用をどう図っていくかが課題となっています。

昭和の安茂里を語り継ぐ会・土屋光男事務局長:
「たとえ15分でもいいから(市長に)見に来てもらいたい。ここは平和の大事な所だから。一生懸命やっている地域住民を励ますと思う」

市の担当者は、「現地の維持管理が課題だということは認識している。市長に伝えて対応を検討したい」としています。

長野放送
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