航空自衛隊新田原基地所属のT−4練習機が愛知県犬山市の池に墜落した事故で、中谷防衛大臣はさきほど「搭乗員と思われる体の一部を発見した」と明らかにしました。
(中谷元防衛相)
「本日の捜索活動において、搭乗員らしきものを発見・収容し、小牧基地に搬送いたしました」
14日午後3時過ぎ、愛知県の小牧基地から新田原基地に向かっていたT−4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落しました。
練習機に搭乗していたのは、新田原基地第305飛行隊所属の井岡拓路1等空尉(31歳)と網谷奨太2等空尉(29歳)の2人で、自衛隊や警察・消防などによる捜索活動が続いていました。
中谷防衛大臣はさきほど「搭乗員と思われる体の一部を発見した」と明らかにしました。防衛省が確認を急いでいます。
*中谷大臣は当初、「搭乗員らしきもの」が見つかったと表現していましたが、その後、再び会見を開き、「ご家族のお気持ちに十分配慮した対応が何よりも大切であると考え、発見時の状況が過度に、あからさまにならないように、婉曲的な表現を使った。よりわかりやすい表現として「体の一部」という表現に修正させていただきます」などと述べた上で、「不十分な点、不適切な点があったことをお詫び申し上げます」と謝罪しました。