全国的に流行が続いている「百日咳(ぜき)」について、先週、宮城県内では35人の感染が確認され、6週連続の増加となりました。

百日咳は激しい咳が続く細菌性の感染症で、乳児が感染すると重症化して死亡する恐れもあります。

県によりますと、この百日咳について、5月11日までの1週間で確認された患者数は35人で、6週連続の増加となりました。地域別では、仙台市で24人、塩釜保健所管内で8人、石巻保健所管内で3人となっています。年代別では10歳から14歳までが22人と最も多く、全体の6割以上を占めています。

また、今年の患者数は104人となり、1年間で6人だった去年の患者数を、大きく上回っています。

一方、伝染性紅斑、いわゆる「りんご病」の患者数も97人と7週連続で増加していて、県は手洗いやうがいなど、感染対策の徹底を呼びかけています。

仙台放送
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