観光地としての魅力アップに取り組む福岡県北九州市で、人気スポットの小倉城と小倉城庭園の来場者数が昨年度いずれも過去最多となりました。
市によりますと、小倉城の2024年度の来場者数は29万5799人で前年度より14%増え、これは1959年と翌60年の再建直後を除くと、過去最多だということです。
「日本一おもしろき城」を標榜する小倉城ではエンターテイメント性を重視し、天守閣で市内の名店がすしを提供したり、ドラマ性のあるプロジェクションマッピングを行うなどの取り組みを進めてきました。
また小倉城庭園の2024年度の来場者数も13万2352人と1998年の開園以来最高を記録しました。
「観光大都市」への進化を掲げる市は世界中から観光客を呼び込み、独自の体験を楽しんでもらえるよう観光資源の魅力アップの取り組みを進めていて、15日の会見で武内和久市長はこの2施設について「市の歴史や文化を体感してもらうのに本当に強い訴求力がある。さまざまな市政を進めていく上でも大きな力になっている」と評価しました。