静岡市は保存期限が来ていない個人情報が記されたマイナンバーカードの交付通知書、約1900人分を誤って廃棄処分していたと発表しました。

静岡市によりますと、3月28日から4月18日にかけて清水区役所戸籍住民課でマイナンバーカードを交付した区民1886人分の交付通知書や電子証明書発行通知書などを職員が誤って廃棄しました。

通知書には申請者の住所・氏名・生年月日などが記されていて、総務省からの通知に基づいて15年の保存期限が定められていますが、保存と廃棄をラベルシールで明示し、保管エリアを分けるという手順が職員間で共有されていなかったということです。

誤廃棄は5月9日午前11時頃、職員が一時保管場所にあるべき通知書等の入った保存箱3箱が見当たらないことに気づいたことで発覚し、聞き取りや保管状況を確認した結果、4月22日に廃棄する文書を捨てた際に誤って廃棄したと判断されました。

これまでに個人情報の流出などは確認されていないものの、清水区役所戸籍住民課では3年前にも個人情報が記載された文書の保存箱を紛失いることから、市は廃棄の際は所属長などが保存期限の最終確認を行うなど再発防止を徹底するとしています。

テレビ静岡
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