カツオ漁に関する意見交換会が5月14日、宮城県気仙沼市で開かれ、今シーズンは4キロ以上の大型カツオが多い一方、漁獲量は低水準との予報が示されました。
この会は漁業に関する情報の分析を行う、漁業情報サービスセンターが開いたものです。
センターは今シーズンのカツオ漁について、沿岸域の海水温が去年よりも低い状態が続くとみられ、漁獲量については過去20年で最も低い水準になるとの見方を示しました。
その上で、主体となるのは4キロ以上の大型カツオで、中型のカツオの群れは少ないとし、沿岸域に暖水が入り込むかが鍵になるということです。
出席者
「事細かく説明を受けたので、それをもとに盛漁期に向け準備をしていきたい」
「今回の予想も参考にしつつ、臨機応変に対応できるよう、今後も知識をつけたい」
また、センターは2017年から続き、漁場にも影響を与える黒潮大蛇行について、終息の兆しが見えることも報告しました。