4月に宮崎県都城市で豚熱に感染した野生のイノシシが見つかったことを受け、県は14日から2回目の経口ワクチンの緊急散布をはじめました。
ワクチンの散布は感染した野生のイノシシの発見場所から半径10キロを中心に、都城市と小林市、高原町で行われます。あわせて99カ所に20個ずつまかれ、散布は14日中に終わる見込みです。ワクチンの緊急散布は今回で終了し、今後は年2回の定期散布に移行します。
(河野俊嗣知事)
「これまで20頭ぐらい検体確認をしているが、豚熱の感染は見つかっていない。安堵しているが、見えていないだけではないかという緊張感を持って経口ワクチンの散布や各農場の防疫を緩めることがあってはならない」
野生イノシシの豚熱感染を受けて県は4月から、県内におよそ350あるすべての養豚農場で立ち入り検査と消毒液の配布を行っています。