高齢者ドライバーを対象に、交通安全講習が開かれました。
宮崎県では高齢者にとって車の運転が欠かせない中での講習会のキーワードは「危険予測」です。県トラック協会で開かれた交通安全講習会には、およそ50人が参加しました。
講習は宮崎県警が行い、シミュレーターを使って、運転する際にどれだけ危険が潜んでいるかを体感する危険予測トレーニングをしました。
また、時間帯や場所を限定するなど、自らの運転ルールを設ける「制限運転」に同意した参加者に宣誓書が手渡されました。
(女性の参加者)
「高齢者になると(危険予測は)にぶってくるので、こういった講習は意識づけでいいと思う」
(男性の参加者)
「周りに、家族に迷惑をかけないような安全運転を頑張っていきたいと思う」
警察によりますと、今年に入って4月までにけがを伴う交通事故は県内で698件発生し、このうちのおよそ3割は高齢運転者による事故だということです。
(県トラック協会適正化事業課 肥後亮太朗主任)
「運送会社の方々も、日々安全運行遵守を徹底して行っていますので、地域の方々も同様に交通マナーを遵守していただいて、安心安全なまちづくりに取り組んでいきたい」
この講習会は、次は9月に行われるということです。