給食に関する話題。村山市の小学校で、初夏の味覚が一足先に提供された。また天童市では、市内の学校給食用にブランド米の「つや姫」が贈られた。
（リポート）
「村山市の大久保小学校です。この学校の給食である特別なサクランボが提供されます。それが真っ赤に実った『加温サクランボ』です」
給食のデザートとして出されたのは、栽培用ハウスの中で暖房を使って育てられた加温サクランボの佐藤錦。
これは地元の農家のグループが、子どもたちに地元で採れたサクランボの味をシーズンよりも一足先に楽しんでもらおうと、市と協力して毎行っているもの。
14日は、全校生徒分・Lサイズ170粒が提供された。
「おいしい！」
約1カ月早く真っ赤に色づいたサクランボ。
子どもたちは一粒一粒を大事に味わっていた。
（児童）
「（Q.味は？）甘酸っぱい味がした」
「毎年サクランボ給食があるが、今年のはとても甘味が強く感じた」
「全国のみんなにサクランボのおいしさ伝えたい」
（村山市農林課・青柳琴子主事）
「子どもたちの『おいしい』という笑顔が見れうれしかった。地産地消について給食を通じて学んでほしい」
続いて天童市では、学校給食用に地元で採れた「つや姫」が贈られた。
これはジェイエイてんどうフーズが地元産の「つや姫」のおいしさを知ってもらおうと行ったもので、天童市の小・中学校と特別支援学校の給食2日分にあたる約1トンの「つや姫」が市へ寄附された。
（ジェイエイ代表理事組合長・大石貞義氏）
「ぜひおいしい天童米を食べてもらって、舌で天童の魅力を感じてもらって、また大きくなったら『天童に戻ってきたいな』と思ってもらえたら」
普段の給食には「はえぬき」が使われている。
コメの価格が上がっている中、地元産のブランド米を給食で食べられることは、食育の大切な機会となる。
（天童市教育委員会学校給食センター・森谷英明所長）
「つや姫はなかなか高いので購入できない。そういったものをいただけてうれしい限り。天童市のつや姫をおいしく食べてもらって、自宅でも『おいしかった』と言ってほしい」
寄付された「つや姫」は、7月ごろの給食で提供されるという。
