訪問販売会社によるUSBメモリーの預託商法をめぐる事件で、警察は埼玉県の会社員の男(57)を詐欺の疑いで再逮捕しました。
詐欺の疑いで再逮捕された訪問販売会社「VISION」関係者の埼玉県の会社員・中井良昇容疑者(57)は、ほかの関係者と共謀し、2018年8月29日から2021年3月20日までの間、「USBメモリーを購入すれば、第三者にレンタルして購入代金を上回るレンタル料を支払う」などと嘘を言い、広島県の会社役員・男性(69)と大分県の助産師・女性(77)、それに、大分県の無職・女性(82)の3人から、合わせて約1億2600万円をだまし取った疑いがもたれています。
中井容疑者は今回が3回目の逮捕ですが、警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
この事件をめぐっては、被害者は全国で2万人にのぼり、被害総額は1800億円を超えるとみられています。
警察はほかにも共犯者がいるとみて、捜査を続けています。