自民党・旧安倍派の政治資金問題をめぐり、下村博文元衆院議員が衆院予算委員会の参考人招致に出席する意向を党幹部に伝えた。
下村氏は14日、自身のX(旧ツイッター)に「ぜひ出席して、政治不信を招いた一人として国民の皆様にお詫びと、そして私の認識している事実を正直に誠実に申し述べたいと思います」と投稿した。
関係者によると、下村氏は自民党の坂本国対委員長に出席の意向を伝えたという。
この問題をめぐっては、旧安倍派の元会計責任者が東京地検の聴取に対し、2022年夏に政治資金のキックバック再開を指示する発言をした幹部が下村氏であると供述していたことが明らかになっている。
これが政治倫理審査会での下村氏の説明と食い違うとして、野党が下村氏の参考人招致を要求していた。
自民党は、説明責任は十分果たされているなどとして参考人招致開催には反対の姿勢だが、議決された場合は応じざるをえないとしている。