新潟県弁護士会は13日、昨年度の副会長で任期中に亡くなった男性弁護士が依頼者から管理を委託されていた預かり金1億1千万円が使途不明になっていると発表しました。

使途不明の預かり金を管理していたのは、昨年度の県弁護士会の副会長で去年11月に亡くなった二宮淳悟弁護士です。

県弁護士会によりますと、二宮弁護士は個人3人、法人2社から預かっていた約1億1千万円について自身の口座への送金や現金の引き出しを200回以上にわたり繰り返し行っていたということです。

二宮弁護士の死後、所属事務所の机やパソコンからは「預かっていたお金を使ってしまった。ギャンブル依存症だった」などと書かれた文書が見つかっていて、二宮弁護士が生前に着服したとみられています。

県弁護士会の今井慶貴会長は「預かり金に係る不祥事防止策を再検討し弁護士に対する信頼確保のため全力で取り組んでいく」とコメントしています。

NST新潟総合テレビ
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