通勤や通学で日々多くの人が利用する「自転車」。

しかし、運転中についやってしまう行動が大けがにつながるリスクがあり、注意が呼びかけられています。

NITE(製品評価技術基盤機構)による実験映像には、人形の手首部分にかけられた傘が自転車の前輪に巻き込まれ、人形が大きく転倒し、体が地面に激しく打ちつけられる様子が映っています。

その映像を見た街の人たちからは、「危ないですよね」「ものすごい危ないと思う」「想像するだけでゾッとしますね、怖いですね」などの声が聞かれました。

今年3月、NITEが行った自転車の事故に関するアンケートでは、回答者のうち半数以上が「車輪に物が挟まり転倒した」などと回答。

実際に傘が車輪に巻き込まれた経験があるという男性は…

◆傘が前輪に巻き込まれた経験ある男性
「まずいと思って、ハンドルを切って…」

Q.(体が)回転した感じ?
「そうです、そうです。多分、肋骨が折れていたと思います」

地面に叩きつけられた衝撃で男性は全治1カ月のけがをしました。

Q.経験者としてどう伝えたい?
「絶対にやったらいけないと伝えたい」

これから梅雨の時期が近づくにつれて傘を使用する機会が増えることから、NITEは「ハンドルや手首などに物をぶら下げないでほしい」と注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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