大阪府八尾市の集合住宅で、コンクリート詰めにされた女児の遺体が見つかった事件で、大阪地検は、死体遺棄の罪で書類送検されていた祖父(82)を先月、不起訴処分としていたことがわかりました。
ことし2月、大阪府八尾市の集合住宅で、コンクリート詰めにされた岩本玲奈ちゃん(当時6)の遺体が見つかった事件では、玲奈ちゃんの叔父の飯森憲幸被告(41)が玲奈ちゃんに対する傷害致死と死体遺棄の罪で起訴されています。
警察によると、飯森被告は逮捕前の任意の調べに「父親にコンクリート詰めにすることを提案され、2人でおこなった」という趣旨の説明をしていたということです。
大阪府警の捜査関係者により今月8日、飯森被告の父親で玲奈ちゃんの祖父にあたる男性を3月21日付けで書類送検したことが明らかになりましたが、大阪地検が4月14日付で不起訴としていたことがわかりました。
大阪地検は、不起訴の理由について「捜査の結果、諸事情を考慮した」とコメントしています。