宮城県富谷市への移転が白紙となり、現地存続が決まった青葉区の東北労災病院について、仙台市の郡市長は「北部急患診療所」の移転先の候補として検討を急ぐ考えを示しました。
仙台市 郡市長
「東北労災病院とは、これからも医療提供態勢を推進していくにあたって政策医療を行う重要なパートナーとして連携を図っていく必要がある」
県が検討を進めていた東北労災病院の富谷市への移転構想は先週、経営環境の悪化を理由に白紙となり、青葉区台原での現地存続が決まりました。仙台市は手狭となっている青葉区堤町の北部急患診療所の移転を検討していて、広い敷地と駐車スペースもある東北労災病院への併設を一つの選択肢として挙げています。
仙台市 郡市長
「議論をするのはこれからになるが、初期救急医療態勢の充実が必要になることをふまえると、検討を急ぐ必要がある。東北労災病院が近接性などから連携先の有力な候補である」
北部診療所は年末年始などの大型連休に長い待ち時間が発生していることなどが課題となっています。