アメリカのトランプ大統領は、2期目の大統領就任後、初めての本格的な外遊として、中東3カ国の歴訪に出発しました。
トランプ氏は12日、中東のサウジアラビアとカタール、UAE=アラブ首長国連邦の訪問に出発し、給油のためイギリスの空軍基地に到着しました。
3カ国の訪問では各国の首脳らと会談し、アメリカへの投資拡大を求めるほかウクライナやパレスチナ自治区ガザの情勢について意見を交わす見通しです。
アメリカメディアはトランプ氏は3カ国に対し、1兆ドル=およそ146兆円以上の投資を求める考えだとして、関税措置で経済に混乱も引き起こす中で、オイルマネーで潤う中東諸国から大規模な投資を引き出し、成果を強調する狙いがあるとみられます。
また、トランプ氏は中東訪問中に、ペルシャ湾の呼称を「アラビア湾」に変更する方針だとも報じられています。