大阪・関西万博の話題です。『世界赤十字デー』の8日、万博会場で熊本地震の被災地などでも歌い継がれる復興のシンボル曲『しあわせ運べるように』が歌われました。
8日、大阪・関西万博の会場で開催された『世界赤十字デー』のイベント。
『しあわせ運べるように』を作詞・作曲した元小学校教師で現在は神戸 親和(こうべ しんわ)大学教授の臼井 真(うすい まこと)さんが指揮を執り合唱が披露されました。
【「しあわせ運べるように」作詞・作曲神戸親和大学・臼井真教授】
『しあわせ運べるように』は、阪神・淡路大震災で被災した臼井さんが、変わり果てた神戸の姿を見て作った復興を願う歌。
全国の被災地にも広がり、2016年、熊本地震の際も県内の様々な小・中学校などで歌われて被災した人の心に寄り添ってきました。
今では12カ国語に訳され、世界でも親しまれる歌に。
「人を救う大切さや人間の強さを伝えたい」と日本(にっぽん)赤十字社が依頼し、万博での合唱が実現しました。
【臼井 真さん】
「初めてこの歌を聴かれる人が心を止めていただいて、世界の被災地に思いを寄せていただけたらいいなと」
神戸から世界の人たちへ。万博をきっかけに歌は広がっていきます。