長野県は4月の里地でのクマの目撃件数が平年の1.5倍以上に増えているとして、5月9日、長野地域(長野市・須坂市・千曲市・坂城町・小布施町・高山村・信濃町・飯綱町・小川村)に「ツキノワグマ出没注意報」を発出しました。「初夏はクマの行動範囲が広がる」として注意を呼びかけています。

県によりますと4月に長野地域の里地では9件のクマの目撃情報がありました。これは平年の1.5倍以上だということです。

今年は例年より早くクマが動き出している傾向があり、全県ではこれまでに人身被害も4件発生し6人がけがをしていて、すでに北信地域には「出没注意報」が発出されています。

県は初夏はクマの行動範囲が広がり、里地で目撃がさらに増える可能性があるとして注意を呼びかけています。

※県の呼びかけ
・生ごみや残飯はクマを引き寄せる原因につながるので長時間放置しない
・山菜採りで山に入る際は、クマ鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、複数人で行動する
・子グマをみたら近くに母クマがいる可能性が高いので近寄らない

長野放送
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