アメリカのIT大手マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は今後20年間で約29兆円以上を公衆衛生の改善などに寄付する考えを発表しました。

ビル・ゲイツ氏は8日、今後20年間で、自身の財団を通じて貧困や感染症対策などの支援のために自身の個人資産のほぼ全額を中心に総額2000億ドル、約29兆円以上を寄付する予定だと発表しました。

ゲイツ氏は死後数十年をかけて寄付する意向でしたが、その期間を早めた形で「世界中の国々は国際支援予算を数百億ドル削減している。アメリカの資金援助なしにポリオ(小児まひ)を根絶することはできない」とトランプ政権が舵を切る国際支援の歳出削減に警鐘を鳴らしています。

69歳のゲイツ氏は「死ぬときに『裕福なまま死んだ』と人々が口にしないと決意している。解決すべき緊急の問題が多すぎる」とコメントしています。

この財団は、投資家のウォーレン・バフェット氏の支援などをえてこれまでに1000億ドル以上の寄付を行っているということです。

フジテレビ
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国際取材部
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