鳥取県内に栽培が広がるきっかけとなった二十世紀梨の「親木」の実に、袋をかける作業が行われました。
1904年に千葉県から導入された二十世紀梨の親木は、樹齢は122歳。
「梨どころ」鳥取県の「ルーツ」として、県の天然記念物に指定され、今も鳥取市の森林公園「とっとり出合いの森」に植えられています。
5月8日は、地元の「親木を守る会」の会員やJAの職員など13人が、小さく膨らんだ梨の実に袋をかけていきました。
???:
今のところ大きな災害もなく順調ですね。実詰まりも非常に良くて平年通り期待できると思う。
2025年は天候に恵まれ、カメムシなど害虫の被害もなく、生育は順調だということで、8日は約600個に袋がかけられました。
鳥取二十世紀梨記念館・吉田亮参事:
昨年が導入120周年で今年121年目に入ったが、また次の100年目指してなんとかこの木は維持したい。
袋かけは、病気や害虫から実を守り、肌のきれいな梨にするため欠かせない作業で、6月上旬には、さらに外側に大きな袋がかけられます。
梨は9月上旬には収穫され、倉吉市の二十世紀梨記念館で販売されます。