玄海灘、響灘、周防灘の3つの海に囲まれ、寿司ネタの宝庫といわれる福岡県北九州市。
4月には全国初の「すしの都課」を新設し、市を挙げてアピールしています。
そんな中、寿司をめぐる新たな企画が、世界の食通をうならせる戸畑区の名店「照寿司」と市の有形文化財「旧安川邸」のコラボランチです。
5月22日開催で、8日、申し込みがスタートしました。
照寿司といえば、ド派手なパフォーマンスと繊細な職人技で食通を魅了する人気店。
◆照寿司 渡辺貴義さん(去年5月)
「必ずおなかいっぱいにする。それともう一つは、皆さんの携帯のカメラロールを我々でいっぱいにする」
去年は小倉城を舞台に寿司をふるまいました。
近海でとれたネタと緻密な計算のもと握られたシャリのマリアージュは、一度は食べてみたい逸品です。
そして、今回の舞台は市の有形文化財「旧安川邸」。
「安川電機」の創業者の旧邸宅で、おととし藤井聡太七冠が勝利した「竜王戦」の舞台としても話題となりました。
コラボランチの価格は3800円(税込み)。
内容は、握り寿司8貫・細巻半分・玉子焼き・赤だしで、「すしの都・北九州」の認知度アップを狙ったスペシャルメニューです。
旧安川邸の館長はー
◆旧安川邸 久和 館長
「食べていただく場所は広い庭園で開放感のある場所ですので、お寿司が一層おいしく感じられるのでは」
そんなコラボランチの予約申し込みは8日からということで、無類の寿司好きだという取材中の記者も…
◆記者
「予約をしたいんですが」
◆旧安川邸 久和 館長
「おかげさまで20分ほどで満席のご予約いただきました」
なんと、受付開始から20分で72人の枠が満席になる人気ぶりでした。
◆旧安川邸 久和 館長
「申し訳ないです、すみません。お断りをしながら、皆さん残念に思ってらっしゃる様子が(電話で)伝わって、本当申し訳ないです」
初日で受付終了となった大人気のコラボランチ。
旧安川邸は「寿司店の協力が得られれば、ぜひ第2弾も企画したい」と話しています。