能登の観光振興に大きな一歩です。地震以降、受け入れを中断していた能登地方での修学旅行。1年4カ月ぶりに修学旅行生の受け入れが再開され東京の中学生100人余りが能登に入りました。
8日午前。のと里山空港に到着した飛行機。空港の職員に出迎えられたのは能登で地震以降初めての修学旅行生です。訪れたのは都内の目黒区立東山中学校3年生のおよそ100人。
この学校では地震前から修学旅行の場として能登を訪れていたこともあり、今回、久しぶりの再開となります。生徒たちがまず訪れたのは能登町で民泊や農村体験ができる春蘭の里。生徒たちが18カ所の民宿に分かれて泊まる今回の修学旅行。この地域では地震の影響で10軒の民宿が営業できなくなっていて今回の受け入れ再開は地域にとって嬉しい知らせです。
住民:
地震で怖い思いをしたみなさんに東京の優しさを皆さんにくれれば元気になる
今回、生徒たちが体験するのは手作業での田植え。「カエルだ!」普段の生活で体験することのない農作業に生徒たちは四苦八苦しながら苗を植えていきました。
田植え中の女の子たち:
楽しいです…。泥まみれ。泥だんご作っていた時以来
男の子:
地震があってもこうして田植えとかしてやっているんだなとわかった
春蘭の里代表理事 多田真由美さん:
地震があったけどポジティブに頑張っているのでいろんな人がきてほしい
春蘭の里では6月にも修学旅行生を受け入れる予定です。