ロシアを公式訪問している中国の習近平国家主席は8日、プーチン大統領と会談する予定です。
アメリカのトランプ大統領就任後、初めてとなる直接会談でウクライナ情勢などについて協議し、中ロの緊密な関係をアピールする狙いです。
習近平国家主席は7日、専用機でモスクワに到着しました。
出発前に習主席はロシアメディアへの寄稿で、トランプ政権による関税政策を念頭に「一国主義と覇権主義、いじめ行為の被害が深刻だ」などと強調していて、8日の中ロ首脳会談では対米関係やウクライナ情勢、中ロの経済協力などについて協議する見通しです。
9日には第2次世界大戦の対ドイツ戦での勝利を記念する軍事パレードが、習主席をはじめ、27の国と地域の首脳出席のもと行われます。
一連の行事を通じて、ロシアは友好国との強い結束力を国際社会にアピールしたい考えです。