日本郵便で配達員の飲酒の有無など適切な点呼がされていなかった問題を受けて、中国運輸局は7日、点呼の状況を監査するため尾道郵便局に立ち入りました。
【毛利祥子記者】
「午前10時半です。運輸局の職員が郵便局の中に入っていきます」
日本郵便では今年3月、配達員が飲酒の有無などの法律で定められた確認をする点呼を行っていなかったと発表していて、国交省はこの問題を受けて全国の郵便局で立ち入り監査を進めています。
中国支社管内への監査は初めてで、運輸局の職員は点呼に関する書類を確かめたり局員から聞き取ったりして、法令を守っていたかを調べたということです。
運輸局は、監査の内容を基に行政処分に当たるかどうかを検討することにしています。
日本郵便中国支社は「事案を大変重く受け止めている。立ち入り監査には全面的に協力する」とコメントしています。
【コメンテーター:広島大学法学部・吉中信人学部長】
「法令で定められていることだから、きちんとやらなければならない。思い込みでこれまで通りでいいんだということはやめて欲しい」