上皇さまが心臓の検査のため、6日から都内の病院に入院されることになりました。
91歳の上皇さまの入院は、退位後初めてです。

宮内庁によりますと、上皇さまは4月中旬に受けた定期検診で、心臓の冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる「心筋虚血」の所見があったということです。

特に自覚症状はないものの91歳と高齢であることから、6日に東京大学医学部附属病院に入院し、検査を受けられるということです。

フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳キャップ:
先週も学習院大学にお出掛けになるとか、朝晩散策するという、本当にかわらない日常を送ってこられている。お二人ともとても淡々と(医師の)説明をお聞きになっていた。美智子さまは少し心配されているご様子もあったと聞いている。

上皇さまは在位中の2002年、検査の結果がん細胞が見つかり、2003年に前立腺の摘出手術を受けられました。

そして、2012年には狭心症と診断され、冠動脈のバイパス手術を受けられています。

また、退位後の2022年には、右心房と右心室の間の弁がうまく閉じない「三尖(さんせん)弁閉鎖不全による右心不全」と診断されました。

投薬などにより所見は改善され、毎日朝夕に散策をし、普段どおりの規則正しい生活を送られていましたが、5日の散策は大事を取り控えられました。

フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳キャップ:
去年10月に美智子さまが骨折して手術を受けた際は、上皇さまが心配されてお見舞いにも行かれていたが、上皇さま自身が入院されるのは心臓手術以来13年ぶりで、そういう部分では美智子さまがきめ細かにフォローなさる面もあるのでは。

上皇さまは美智子さまとともに5月8日から葉山御用邸での静養が予定されていましたが、延期されるということです。