<北海道日本ハムファイターズ3-4埼玉西武ライオンズ>
リーグ2位の北海道日本ハムファイターズは5月3日(土)、観衆32,366人が詰めかけた本拠地エスコンフィールドHOKKAIDO(北広島市)で、0.5ゲーム差で3位につける埼玉西武ライオンズとの2連戦のカード初戦に臨みました。
ファイターズは3連勝中、ライオンズは5連勝中と、好調な両チーム。先発のマウンドは、今シーズンともに2勝をあげている加藤貴之投手(32・防御率1.52)と今井達也(26・防御率0.69)に託されます。
試合序盤は戦前の予想通り両先発が好投し、3回終了までスコアボードにゼロが並ぶ投手戦に。しかし4回表、均衡が崩れます。2アウト・ランナーなしの場面、加藤投手が投じたチェンジアップを、ライオンズの4番・ネビン選手(27)にスタンドへ運ばれ、ファイターズが1点のビハインドを背負います。
さらに6回表、ライオンズの攻撃。長谷川信哉選手(22)のフライを、ライト・万波中正選手(25)が落球。2アウトからのエラーで2塁にランナーを置くと、続く渡部聖弥選手(22)にセンター前へのタイムリーヒットを許し、その差は2点に。この回で加藤投手は降板。自責点は1に抑えたものの、味方の援護に恵まれず、シーズン3勝目をあげることはできませんでした。
◆加藤貴之投手のコメント
「良いピッチャーを相手に先制点を与えてしまい、次の1点も防ぐことができませんでした」 (6回 88球 打者22 安打5〈本塁打1〉三振3 失点2・自責点1)
ファイターズの2番手は柳川大晟投手(21)。出塁を許しながらも2アウトまでこぎつけますが、ライオンズ・滝澤夏央選手(21)の当たりを、この日ファーストに入った清宮幸太郎選手(25)がタイムリーエラー。この回、結局2点を失ったファイターズ、”イニングの締め方”に課題を残しました。
打ち崩すことができないまま、ライオンズのエース・今井投手は7回で降板。ファイターズ打線は2番手・佐藤隼輔投手(25)を攻め立て、レイエス選手(29)の第4号3ランホームランで1点差に迫りますが、反撃及ばず3-4で敗戦。結果的にエラーが勝敗を分けるかたちとなりました。ファイターズはこの敗戦で3位に後退。首位・オリックスバファローズとのゲーム差は2に拡がりました。