北海道内では各地でサクラの見ごろを迎えています。

 5月1日は胆振地方の伊達市から。

 200年以上にわたり人々の営みを見守ってきた力強いサクラをお届けします。

 伊達市にある有珠善光寺。

 1100年以上の歴史をもつお寺です。

 境内と隣接する自然公園のサクラはあわせて1000本ほど。

 エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、御衣黄(ぎょいこう)など様々な種類があり、長く花見を楽しめます。

 「はい撮ります、カシャ」

 「満開に近い桜を見ました。来てよかった」(いずれも訪れた人)

 高さ13メートル、樹齢200年以上と推定されるエゾヤマザクラ。

 巨大な岩を割って成長した、その姿から「石割桜(いしわりざくら)」と呼ばれ、北海道の記念保護樹木に指定されています。

 「この生命力がすごくうらやましさとたくましさを感じる。私は死んで生まれ変わるなら、木になりたいとよく言うが、ずっと何世紀も人を見られる木になりたいって思っている」(訪れた人)

 21世紀に生きる私たちの姿も刻むように、石割桜はきょうも咲き誇ります。

北海道文化放送
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