ゴールデンウィークもまもなく後半戦。
富士山のふもとの山梨・富士河口湖町には、早朝から長蛇の列ができていました。
いつもより2時間早い午前6時の開場時間となると、並んでいた人たちが走って行きます。
猛ダッシュで向かった先にあったのは、映えスポットでした。
雄大な富士山と色鮮やかな花のじゅうたんのコラボレーションが楽しめる「富士芝桜まつり」。
期間中は約30万人がにぎわうゴールデンウィークの人気観光地です。
この絶景を独り占めにする映え写真を撮るため、多くの人が“芝桜ダッシュ”をしていたのです。
静岡から来た女性は、2024年も映え写真に挑戦しましたが、背景には多く人が写っていました。
リベンジに燃える2025年、渾身(こんしん)の1枚が撮れたといいます。
富士山とピンク色のシバザクラをパシャリ。
見事、後ろに写りこむ人はいません。
映え写真を撮り終えた女性は、走りながら次のフォトスポットに移動しました。
ゴールデンウィークに最高の思い出写真を撮る戦いは、至る所で続いていました。
2時間半かけて名古屋から来た家族は「100点満点の写真が撮れた」と満足げです。
皆さん時間を忘れてシャッターを切り、いつしか撮影スポットは人でごった返していました。
一方、観光客がドッと押し寄せていたのは京都。
観光地へと向かうバス停には長ーい列が。
さらに世界遺産の清水寺に向かう参道は歩けないほど観光客で、すし詰め状態となっていました。
ゴールデンウィーク真っただ中の京都。
観光客からは「(ホテル代は)2万円とか。駅近めの普通のホテル、ちょっと高かった」という声が上がりました。
観光客を悩ませているのが宿泊費の高騰。
それを少しでも抑えようと注目されているのが車中泊です。
京都駅の近くにある車中泊ができる施設。
1泊1台3850円から。
ホテルとは比べ物にならないほど割安です。
車中泊する男性:
ホテル代も高いし、犬が泊まれるホテルも増えているが、犬がいると気を使うので利用してみようかなと。
ゴールデンウィークは、予約でいっぱいだといいます。
RVパーク京都中央・橋本彩華さん:
昼から駐車してその後観光に出掛けて、車中泊をしてから朝から観光という形が多い。キャンプだけじゃなく、観光も車中泊という時代になっているかなと。