5月1日は立春から数えて88日目、「八十八夜」です。
「八十八夜」は新茶が収穫されるころとされていて、1日は鹿児島市で献茶祭が行われました。
献茶祭は茶業の発展を願って毎年「八十八夜」にあわせて行われていて、2025年は県内の生産者や茶商ら約35人が参加しました。
鹿児島市南栄3丁目の県茶市場で行われた献茶祭では、県の茶業発展に貢献した樋渡次右衛門をたたえる碑に2025年の新茶が献上されました。
鹿児島は2024年の荒茶の生産量で静岡を抜いて初の全国1位となっています。
その後、参加者には2025年の新茶がふるまわれました。
県茶業会議所 柚木弘文会頭
「うまい!お茶本来の味がする」
2025年の新茶は4月末時点で出荷量は1674トンで、2024年の7割ほどですが、価格は1キロあたり2427円と、2024年を25%ほど上回っているということです。
県茶業会議所・柚木弘文会頭
「2025年は2024年よりも5日~1週間生産開始が遅れた。寒の戻りがあって、お茶が十分に休眠したこともあり、充実した新茶ができている」