秋田県に、社会人ラグビーの秋田ノーザンブレッツと連携した「7人制ラグビー」の新チームが発足しました。10月の国民スポーツ大会での優勝を目標に掲げます。
新たに発足した7人制ラグビーのチーム「秋田7sチーム」は、国民スポーツ大会での優勝や世界で戦う選手の育成を目標に掲げています。
チームのメンバーの多くが社会人ラグビーの秋田ノーザンブレッツに所属し、兼任でのプレーに加え、連携して活動していきます。
秋田ノーザンブレッツの三浦廣巳会長は「連携というチャレンジで、競技力のみならず、地域の活性化や人材育成の新しいモデルになるように取り組んでいきたい」と話します。
チームの中心は、2024年のパリオリンピック7人制ラグビー日本代表の丸尾崇真選手です。
丸尾選手は東京生まれ東京育ち。早稲田大学ラグビー部ではフォワードのリーダーNO.8として活躍。7人制ラグビー日本代表として20試合に出場しています。
丸尾選手は「パリオリンピックに出場し、その結果と悔しさを踏まえて、より選手として成長するため、さらに日本代表の強化につながるような基盤・環境の整備が必要だと感じ、その先駆けとしてチームを発足させたかった」と新チーム発足の経緯を話しました。
丸尾選手は社会人生活を秋田でスタートさせていて、4月から東成瀬村の地域おこし協力隊として着任し、地域の魅力発信などにもトライしています。
メンバーは現在16人。4月中旬から活動を始め、土曜・日曜は全員で全体練習に励みます。
速い展開と迫力が魅力の7人制ラグビー。数的優位をつくって走って速く動くラグビーを体現します。
秋田7sチーム・丸尾崇真選手:
「僕たちのターゲットは10月に行われる国民スポーツ大会での優勝なので、結果を追い求めるよりもまずは自分たちの課題や強み、伸ばすべきことを理解できればと思っている」
チームは目標の国民スポーツ大会優勝に向けて、月に1回、大会に出場していく予定で、5月3日に初陣に臨みます。