中国電力の2024年度の決算は販売電力量の減少などが影響し、3年ぶりの減収減益となりました。

中国電力によりますと、グループ全体の昨年度の売上高は、1兆5292億円で前の年度に比べて995億円減少しました。
経常利益は、655億円減少して1285億円となり、3年ぶりの減収減益となりました。
その要因として中国電力は、島根原子力発電所2号機の再稼働による収支改善はあった一方で、販売電力量の減少に加え送配電事業の減益が影響したとしています。

今年度の連結業績予想について、中国電力は市場価格の低下に伴う電力小売事業の競争激化や、アメリカの関税措置における経済活動への影響などをおりこみ、減収減益を見込んでいます。

【中国電力・中川賢剛社長】「中国地域は輸出割合が高い地域が多く、操業に悪影響が出れば地域の景気悪化や電力需要の下押し要因にもなりかねない(中略)今後の情勢を注視し当年度の収支への影響分析やグループ経営ビジョンへの反映など必要な対応を進めていきたい」

テレビ新広島
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