中国国家統計局は、4月の製造業の景況感を示す指数が、景気の良し悪しを判断する「50」の節目を3カ月ぶりに下回りました。トランプ関税の影響とみられます。

中国国家統計局は、4月の製造業購買担当者景況感指数=PMIが前の月よりも1.5ポイント低い49.0と発表しました。好調と不調の節目である「50」を3カ月ぶりに下回ったことになります。

中国の製造業PMIは、製造業3200社を対象に新規受注や生産などを調査し景気動向を判断する指標として用いています。トランプ政権が中国に145%の追加関税を課してから、中国の経済動向を示す初の公式データとなります。

米中双方は互いに100%以上の追加関税を課し、関税をめぐる対立が激化していて、企業が新規受注や生産を控える動きが広がっているものとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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