秋田市の大森山動物園で半世紀にわたり動物を見守ってきた小松守園長が、30日をもって退任します。5月1日からは名誉園長として再出発します。

小松守園長は、秋田市の大森山動物園の獣医師としてオープン2年後の1975年に採用され、動物の飼育や治療にあたってきました。

1998年に園長に就任。足を骨折したキリンの義足をつける手術で全国から園に多くの応援メッセージが寄せられ、動物の命や動物園の価値を改めて考えさせられました。

退任を迎える小松園長。動物園に配属された50年のうち27年は、園長としてさまざまな活動にあたりました。その功績がたたえられ、名誉園長を任せられることになり、秋田市の沼谷市長から小松さんに委嘱状が手渡されました。

秋田市・沼谷純市長:
「命の教育に本当に大変な成果を残していただいたと思っています」

大森山動物園・小松守園長:
「動物園はいいところだよと、市民含めて様々な人たちに伝えることが私のこれからの役割だと思っていますので、私の力を微力ながら発揮して応援したいと思います」

小松さんの名誉園長としての仕事は5月1日からで、引き続き大森山動物園を見守っていきます。

秋田テレビ
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