福井県教育委員会は県の指定文化財に、出土品や古文書など新たに4件を追加すると発表しました。これで県の指定文化財は合わせて436件となります。
新たに指定される現存する最古の「紙製地球儀」は直径53.4センチで、江戸時代後期に国内で製作されました。18世紀以降に普及したといわれる地動説の知見を反映して赤道が記されていることから、時代に先駆けた資料であることが分かります。
このほか、福井市が所有する「鼓山古墳群出土品」や、小浜市の「組屋家文書」、あわら市の「伊井白山神社本殿」が指定されます。