富山県内の乗客を含む7人が亡くなった関越自動車道の高速ツアーバス事故から29日で13年です。
遺族が事故の現場近くを訪れ、犠牲者を悼みました。
群馬県藤岡市の関越道高架下には、事故が起きた時刻と同じ午前4時40分に遺族が訪れ、花をそなえて手をあわせていました。
2012年4月29日に発生した、この事故では石川から東京方面に向かった高速ツアーバスが防音壁に衝突し、高岡市の女性3人を含む乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負いました。
この事故をきっかけに高速バスの運転手が夜間、1人で運行できる距離が400キロに制限されるなど安全対策が強化されました。
当時、49歳の母親と2人でバスに乗り、千葉県の実家に向かっていた高岡市の林彩乃さん、自身も大けがをし、母親を亡くしました。
*林彩乃さん
「今だに、お母さんだったらこうだよねという話が家族の中で出る。欠けてはいけない大事な人だった。会いに来てこの時間でしかできないことがあると思う」