井原市にある飲食店で食事をした21人が下痢やおう吐などの症状を訴え、岡山県備中保健所はノロウイルスが原因の集団食中毒と断定し、この飲食店を4月29日から4日間の営業停止処分にしました。

岡山県によりますと4月24日、管内の医療機関から「22日に井原市内の飲食店を利用した複数の者が下痢、おう吐などの症状を呈している」と通報がありました。

保健所が調べたところ22日、23日に井原市七日市町の「炉ばた焼だんけ」で食事をした3つのグループの37人のうち、調査が終了した25人中、21人(20代~60代 男性18人・女性3人)が下痢やおう吐、発熱などの症状を訴えていて、店員と患者の一部からノロウイルスが検出されたということです。

保健所は患者の共通の食事がこの飲食店で調理された食事のみであることなどから、集団食中毒と断定しました。備中保健所は食品衛生法に基づき井原市七日市町の「炉ばた焼だんけ」を4月29日から5月2日まで営業停止処分としました。

保健所によりますと重症者はおらず、全員快方に向かっているということです。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。