北陸電力は今年3月期の決算を発表し、売上高が8500億円あまりと過去最高となりました。

電力販売が伸びたことが要因で、財務体質も改善しているとしています。

北陸電力が28日発表した今年3月期の連結決算によりますと、売上高は、前の年に比べ6.2%増え、8582億円となりました。

冬場の暖房需要の増加など、総販売電力量が増加したことが主な要因で、過去最高となりました。

また、経常利益は913億円と、料金を値上げした2023年度に続いて2期連続で黒字を確保し、財務体質の健全度を示す自己資本比率は、目標としていた20%を上回りました。

松田社長は、2年連続で業績が堅調に推移し、成果があったと強調、さらなる向上を目指すとしました。

*北陸電力 松田光司社長
「ようやく20パーセント台にのせたことで少し安堵している。バランスは難しいがもう少し上げたい」

ただ、今後は液化天然ガス火力発電所の建設など、設備投資に加え、電力需要が不透明なこともあり、慎重な経営が必要との考えも示しました。

また、志賀原子力発電所については、原子力規制委員会の適合性審査は前進しているとしながらも、終了時期は見通せず、「できるだけ早い再稼働を」求めていくとしています。

富山テレビ
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