福岡市の志賀島へ向かう道路で行われていた整備事業が完了し、28日、現地で式典が開かれました。

この整備により景色が一変、その理由を取材しました。

福岡市東区の志賀島まで続く、海に挟まれた一本道。

ドライブコースとしても人気のスポットですが、ここで「あるもの」の撤去作業が終わり、28日、記念式典が開かれました。

◆福岡市 高島宗一郎 市長
「そもそも非常に個性的な道だったわけですけれども、その魅力がさらに磨き上げられて、素敵な景色になったという風に思います」

撤去されたものとは?

◆記者リポート
「穏やかな海景色が広がるこちらの見晴らしのいい一本道。実は、両側にあった電柱がなくなったんです」

整備が始まる前の道路では、両側に電柱が続き、景観を損ねてしまっています。

それが今では、視界を遮るものがありません。

福岡市では「イーストコーストプロジェクト」と称し、2020年度からこの道路 約1.2キロの区間で電柱の撤去を進めてきました。

撤去した電柱は53本、事業費は5億円にのぼります。

気になる電線は地面の中へ。

災害時に電柱が倒れて道路をふさぐ心配もなくなります。

休憩スペースや歩道も整備され、地元の住民たちからは喜びの声が聞かれました。

◆地元住民
「やはり景観が全然違いますよね。この辺にずらっと(電柱)あった。台風が来たら電柱が倒れたりとか、そういう心配もなくなった」

◆地元住民
「自転車の時は(電柱が)邪魔で車道に出てしまう。砂が結構たまったりとかで自転車はすごく危なかった」

電柱の撤去整備は、すでに西区の二見ヶ浦エリアでも完了しています。

福岡市では引き続き、東西の海沿いエリアの観光の魅力を向上させていきたいとしています。

テレビ西日本
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